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家を買う!私が賃貸派から購入派に考えが変わった理由

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ついに家(戸建て)を買います。

 

ネット上では良く議論になる”賃貸 vs 持ち家” どっちが得か論争。

私はずっと賃貸派でした。子どもが1人生まれても賃貸派でした。

でも今年、子どもが2人になりました。

このことをきっかけに一気に持ち家派になったのですが、なぜ考えが変わったのかを書いてみたいと思います。

 

目次

賃貸より持ち家が良いと思った理由

理由は3つあります。これも賃貸vs持ち家議論でよく言われる理由ですが、

  • 土地は資産になる
  • 老後住むところに困らない
  • 賃貸より広い(快適な)家に住める

私の場合もまさにこれでした。

今住んでいるアパートは2LDKの60㎡、子ども1人なら十分暮らしていける広さですが2人となるとかなり厳しいです。

3LDKの物件を探そうかとも思いましたが、どうせなら家を買ったほうが良いだろうとふと思った次第です。

そもそも、賃貸でずっと暮らしていくことに疑問を持ち始めたことも大きいです。

 

賃貸のメリットは本当にメリットなのか?

賃貸の優位性として以下の点が挙げられます。

  • 住み替えが容易
  • 近所付き合いをしなくてよい

私も以前までは「確かにそうだよね」と思っていましたが、最近は本当にそうなのか?と疑問を持つようになりました。

 

賃貸のメリット:住み替えが容易

賃貸派が主張する最大のメリットはこれですよね。簡単に引っ越せるということです。

例えばどんなケースがあるのか、ホームズに載っていた文言を引用させていただきます。

  • ローンがないので破たんリスクがない
  • 家族構成や住環境の変化に応じて、その都度ライフスタイルに合った広さや家賃の物件に引越しすることができる
  • 隣人とのトラブルが起きても、持ち家より気軽に引越しをすることができる
  • 世帯主の年収がダウンした場合でも、家賃の安い物件に移り倹約することができる
  • 最終的に老後は老人ホームや高齢者住宅にいくという選択肢も残せる

引用元:https://www.homes.co.jp/cont/rent/rent_00074/

一番上の破綻リスクが無い、はその通りですね。

でも一生家賃を払い続けないといけない点では、持ち家も賃貸も変わりません。

賃貸で家賃の滞納が続けば、結局住み家を失うことになります。

 

2、3、4番目はまさに住み替えのことについて言及されていますね。

家族が多くなったら今より大きい部屋に引っ越したり、嫌な隣人がいたら引っ越せばいいし、収入が減ったら今より安いアパートに行けばいい。

転勤になった場合も持ち家より対応がしやすいですね。確かにその通りかもしれません。

でも、実際のところはどうなんでしょう?

夫婦2人だけの世帯であれば、簡単に引っ越しができるでしょう。

でも子どもがいたら、引っ越しは簡単にできません

これは私自身が子を持つ親になったことで実感しました。

 

子どもの通う学校には学区というものがあります。(校区とも言います)

地区によって通う小学校や中学校が決められているんです。

親が好きな学校を指定して通わせることは原則できませんので、

もし引っ越し先が今の学校と違う学区の場合、転校しないといけません。

実は、引っ越し先のアパートが学区外になっても元の学校に通うことができるよう、柔軟に対応してくれる行政も中にはあります。

でもすべてがそうではありません。引っ越し先の学区で定められた学校へ通うことが原則になります。

 

そうなると子どもが可哀想ですよね。

せっかく学校生活に馴染んで、友達もできて、先生やクラスメイトと人間関係が構築できたのに、転校したらまた最初からです。

転校をきっかけに馴染めず、いじめに遭う可能性だって0ではありません。

 

また、子どもが保育園の場合もっと過酷です。

引っ越し先の保育園事情を考慮して引っ越ししないと、保育園に入れないなんてことが普通にあります。

通常は4月入園ですから、その願書は前年度の10~11月に受付します。その時期を逃すと途中入園になりますから、空きが無いとどこの保育園にも入れません。

そうなれば夫婦共働きの場合、結局どちらかが仕事を辞めざるを得なくなるか、保育料の高い認可外保育園に預けるなどするしかありません。

めちゃくちゃ遠い人気のない保育園なら入れるかもしれませんが、家から遠いと送迎がとても大変になりますよね。

こういったことを考慮すると、子どもがいる場合は「どうしても」という場合を除き、最低でも高校生以上にならないと引っ越しは現実的ではありません。

 

結局子どもがいたら、簡単に引っ越しができるという賃貸のメリットも生かせなくなりますね。

どうせ引っ越しできないなら、持ち家でもいいだろうというのが私の考えです。

また最後の老人ホームや高齢者住宅に行くというのは大金がかかりますので、誰もが行けるわけではないです。

 

賃貸のメリット:近所付き合いをしなくてよい

次に大きなメリットとして、賃貸だと近所付き合いが不要という点です。

これは確かにその通りだと思います。

私自身もアパートに5年住んでいますが、一度も近所の人と交流をしたことがありません。アパート内の住人ですら、たまに会釈する程度で会話はしません。

 

では持ち家になると頻繁に近所付き合いが必要になるのでしょうか?

これは、新興住宅街(大規模分譲地)を選択すればある程度はマシになると思われます。

 

昔ながらの、家屋がずらっと建ち並ぶ区画にポツンと売り地があり、そこに新築で引っ越すとなるとご近所付き合いは必須です。絶対に避けられないでしょう。

でも、周りがすべて同時期に越してくる新しい町並みであれば、すべてが0からのスタートです。それも比較的若い人たちばかりです。

要するにイマドキの人たちが集まっているわけです。

率先してご近所付き合いをやろうなんて思う若い人はそう多くありません。

なので、近所付き合いを懸念しているのであれば、新興住宅街(大規模分譲地)で家を建てればさほど煩わしさは感じないでしょう。

というのが私の考えです。

 

そういうわけで、賃貸のメリットして挙げられる上記2つですが、結局のところそこまで大きいメリットではないのかな?と思い直すことになりました。

 

コストの面ではどうか?

コストの面では、賃貸で支払う家賃には大家さんの利益分も入ってるため、賃貸の方が割高です。

  • 持ち家コスト:土地代+建築費+修繕費+固定資産税+ローン金利分
  • 賃貸コスト(家賃):大家さんの土地代・建築費・修繕費・固定資産税・ローン金利分+大家さんの利益

生涯賃貸ということは、生涯にわたって大家さんを儲けさせている(=無駄な費用を払っている)ということになるわけです。

一般的には、今の家賃と同じくらいのローンを組むと、今の倍くらいの広さの家が手に入ります。それくらい、大家さんに払う利益分というのは大きいわけですね。

 

また、住宅ローンを組む際には基本的に団信(団体信用生命保険)に加入する必要があります。

団信に加入していると、住宅ローンを組んだ人が万が一亡くなった場合、団信からの保険料で住宅ローンが全額完済されます。

 

これは非常に大きいメリットだと思います。

極端な話、団信に加入していれば生命保険が要らないのです。(もちろん生命保険にも加入していた方が安心ではありますが。)

団信の保険料は銀行の金利に含まれていますので、別途支払う必要もありません。

 

住宅ローンを組むと、住居費を下げることはできないので不利だという面がある一方で、亡くなってしまった場合に住宅ローンが0になるというのは無視できないメリットです。

私が死んでも、妻や子供に家を残せることは人生における安心材料の一つになっています。

 

というわけで、ずっと賃貸派だったのですが一気に持ち家派に考えが変わりました。

ネットでは、持ち家は”資産ではなく負債だ”とよく言われますが、そもそも家を買うのってコストの面だけの話じゃないですよね。

たしかにコストも重要ですが、快適に暮らせることがホントはもっと大事なんじゃないでしょうか?

アパートより広くて、夏は涼しく冬は暖かい断熱性に優れた家。

小さいながらも庭があり、家の中で子どもが自由に走り回れる戸建て。

内装を変えたり壁に穴をあけたり、自分の好きなようにできる自由度。

こういったことは、賃貸アパートでは得られないことですよね。

 

結局お金ではなかったのかなって思いました。家を買う理由っていうのは。

いえ、お金も大事なんですけどね。でもお金よりもやっぱり快適さというか、子どもがいてアパートの隣人への生活音とかを配慮した生活をずっと続けていくのは、やっぱり気が滅入るんですよね。

自由のある気ままな住まい。これが必要だって分かったことが決め手でした。

 

どんな家を買うことにしたか?

私が購入した家は、新興住宅地(全50戸)の新築一戸建てです。

建築条件付き土地なのでハウスメーカーは選べませんでしたが、将来的に地価が安定していそうな立地に重きを置いていて、

建物は将来的に価値が0になるので並みか下の上くらいでいい、というスタンスで決めました。

なので建物にはこだわっていません。土地重視です。南向きの綺麗な整形地を選びました。

建物は一応、長期優良住宅仕様で建ててもらう予定ですが耐震等級は2、断熱等級は4(ZEH未満)というギリギリのラインで、価格とにらめっこしながらいい塩梅で建てる予定です。

 

まとめ

購入より賃貸派の私でしたが、子どもが2人生まれてから考えが180度変わりました。

子どもの学区問題が解決できない以上、結局引っ越しできないのであれば賃貸でいる理由が無いなと思いました。

将来的な安心度で考えても持ち家の方がいいと思いましたので、土地を資産として残せるように地価が下がらなそうな需要のある土地で、でも建物には必要最小限しかお金をかけず、バランスを考えた家作りに励む所存です。