スマホ料金高いし、そろそろ格安SIMに乗り換えよっと
私たちのような子育て世帯は、特に育児にお金がかかりますので、少しでもお金を節約したいですよね。
家計の節約には、スマホ料金の見直しが手っ取り早くて効果も高いです。
そんなスマホ料金を劇的に削減できる、格安SIM(格安スマホ)に乗り換える人が増えていますが、
格安SIMに乗り換える前に絶対に知っておいてほしいことがあります。
それは、
サポートの乏しさです。
格安SIMは本来、何かあっても自力で対処できるスキルがある人じゃないと扱えないシロモノです。
格安SIMへの乗り換え手順をとても丁寧に解説しているサイトがたくさんあるのですが、
最大のデメリットであるサポートの乏しさに踏み込んでいるサイトはほとんど無いのが現状なのです。
そのため、安易に格安SIMに乗り換えていざトラブルが起こった際に、対処できず憤慨してしまうという人が後を絶ちません。
たびたびニュースサイトでも取り上げられているのを目にした人も多いんじゃないでしょうか。
今回は、格安SIMのサポートがどのようなものか正しく理解したうえで格安SIMに乗り換えて頂きたいため、
この記事を読んでいったん立ち止まって頂き、格安SIMに乗り換えても大丈夫かどうかを判断して頂ければと思います。
なお、以下に該当する方は格安SIMに移行しても何ら問題はありません。以下に該当しない方はぜひ本記事を読んで頂きたいです。
- SIMとは何なのかを知っていて、トラブル時は自力で調べて解決できるスキル(リテラシー)がある
- スマホが壊れた時用の代替機を持っている
- 格安SIMに詳しい家族と同居している
※私自身もOCNモバイルONEとmineoを利用しており、格安SIMの価格の安さは本当に素晴らしいと思っています。
しかし一方で、大手キャリア(docomo、au、SoftBank)と同じレベルのサポートを期待して、「こんなはずじゃなかった」と後悔する人が一定数いるのも事実であり、後悔する人が少しでも減ればという思いでこの記事を書いています。
目次
格安SIM(格安スマホ)最大のデメリットはサポートの弱さ
格安SIM業者には、格安SIM単体もしくはスマホ本体とSIMをセットで提供している業者がありますが、それら多くの業者は実店舗を持っていません。
実店舗がある格安SIM業者もあるにはあるんですが、東京や大阪がメインで、他都道府県は店舗が無いか、あっても数店舗しかないところがほとんどです。
つまり、大手キャリア(docomo、au、SoftBank)のように町中の至る所にショップがあり、何か困ったことがあればショップ店員に聞きに行くということができないというわけです。
格安SIM業者のサポートはチャットか電話がメイン
それでは、格安SIMで困ったことがあったらどうするかといいますと、基本はチャットか電話でのサポートとなります。
そう思う方もいらっしゃるかもしれませんが、
電話はなかなか繋がりません。
休日だと全然繋がらないので、繋がるまで果てしなく待ち続けるか、何度も何度もかけ直す必要があります。
平日の昼休みや夕方も繋がりにくいです。
一発で繋がったら運がいい、そんなレベルです。
そして、チャットのみしかサポートしてない業者もあります。
実店舗を持たないことで人件費や管理費をかけない分、料金を極限まで安くしているので、サポートが手薄になるのは当然ですよね。
チャットサポートで問題が解決できるのか?
基本的に多くの方はチャットサポートという形でサポートを受けることになるのですが、チャットで問題を解決するというのはそう簡単なことではありません。
大手キャリアのショップの場合は、何か問題があれば「よく分からないけど動かなくなった」と言ってスマホを店員さんに渡せば、店員さんがスマホを操作していい感じに解決してくれます。
つまり、自分で問題を特定したり、何が起きたか事細かに説明したりする必要がないんです。
しかし、チャットサポートの場合はそうはいかないんですよね。
チャットは文章でのやり取りのため、画面の向こう側にいる担当の方に、スマホがどんな状態なのかを事細かに文章で書く必要があります。
伝わるように書く必要があります。
スマホを見せることはできませんからね。スマホを見せながら「ここが変」って言えれば伝わりますが、
文章だけだと「ここが変」って書いても伝わりませんから、スマホの用語についても詳しく知って、その用語を使って書く必要があります。
こういった文章を書く作業、誰しもができますでしょうか?
できない人はたくさんいらっしゃると思います。
スマホが壊れたら問い合わせすら不可能
さて、スマホが無事の場合はチャットサポートでなんとか解決できるかもしれません。
しかし、スマホが使えない状態だとどうでしょうか?
例えばスマホを落として画面が割れてしまい操作不能になったり、スマホを水没させて電源が入らなくなったりしたら・・・。
スマホが使えないわけですから、電話で問い合わせることもチャットサポートに繋ぐこともできませんよね。
家族がいれば家族のスマホから問い合わせることもできますが、もし一人暮らしの方で、代替機も持っていない人は
詰みますよね。
その点、大手キャリアであればショップに持って行けば修理の手筈と、すぐに代替機まで貸してくれます。
格安SIMを利用するパターンは3つ。パターン別に対処方法は異なる
格安SIMを利用するパターンは以下の3つのいずれかになります。
- 格安SIMとスマホ本体を格安SIM業者から同時に契約する
- スマホ本体はキャリアのものを流用する(SIMのみ契約)
- スマホ本体はAmazonなどから新規に購入する(SIMのみ契約)
基本的に、SIM側に問題が発生することはめったにありません。
問題が発生するのは主にスマホ本体側で、(落として壊れたとか)
格安SIMとスマホ本体を一緒に契約している場合は格安SIM業者がチャットなどでサポートしてくれますが、
スマホ本体を別で購入したり、キャリアから引き継いで使う場合は、格安SIM業者はスマホ本体の面倒は見てくれません。
スマホ本体側に問題が発生したら、スマホメーカーに問い合わせる必要があります。こちらもかなり面倒です。
特に海外メーカーの格安スマホは、同じくサポートが乏しいメーカーが多いです。
以上、長くなりましたが、格安SIM最大のデメリットであるサポートの乏しさとは、
言い換えれば、気軽に相談できる相談先がなくなるということです。
安心感が失われるということです。
自力で解決できるなら問題ありません。
すぐに相談できるリテラシーの高い家族と同居しているなら問題ありません。
しかし、このどちらでも無いなら、少し立ち止まって考えてみてください。
今、スマホを落として壊れてしまった場面を想像してみてください。
まず自分が解決に向けてどう動けばいいのか、イメージできますでしょうか?
もし何をすればいいのかさっぱり分からない方は、格安SIM(格安スマホ)への乗り換えはどうか慎重にご検討ください。
それでも格安SIMに乗り換えたい方は
それでも「どうしても格安SIMに乗り換えたいんだ!」と言う方は、選択肢が2択になってしまいますが、
UQモバイル(au系)か、ワイモバイル(SoftBank系)をご検討ください。
この2つなら全国に店舗がたくさんありますので、いざというときは店舗にサポートを求めることができます。
ただ、この2つは他の格安SIM業者よりは価格が少し高いです。
例えば3GBの音声通信プランの場合、OCNモバイルONEだと1,480円ですが、
UQモバイルは1,980円、ワイモバイルは通話料コミコミで2,680円です。(割引なしの場合)
とは言っても、それでもこの2社は大手キャリアよりは圧倒的に安いので、
格安SIMの安さと、店舗がある安心感のいいとこ取りをしたのがUQモバイルとY!モバイルですね。
まとめ
今回は、格安SIMの最大のデメリットである、サポートの弱さについて書いてみました。
サポートがチャットや電話しかないことを知らずに契約してしまう人・知ってても安さを優先してトラブル時のことをイメージしてなかった人は、少し立ち止まって考えるきっかけになれば幸いです。
トラブル時に自力でなんとか対処できない方は、格安SIMではなく大手キャリアのまま継続するか、実店舗が比較的多いUQモバイルやワイモバイルに乗り換えると良いと思います。
もちろん、今回の記事を読んで、「私は大丈夫だな」と思える方はぜひお好きな格安SIMに乗り換えましょう!
私のオススメはOCNモバイルONEとmineoです。
OCNモバイルONEは最近新プランが誕生し、ほぼ全ての月次プランが安くなりました。また、日次プラン(1日110MBまで)というユニークなプランもあるので気に入っています。
mineoは、フリータンクというパケットをmineoユーザー全員でシェアしあえる便利なサービスがあるのが特徴です。月末に通信制限がかかったときにパケット引き出して通信制限になるのを防げる、ありがたいサービスです。