私たちが賃貸アパートを借りた際に失敗したなーと思うことの一つが、
プロパンガス料金が高すぎた
という点です。
これから賃貸物件を契約しようと考えている方は絶対に前もってその物件がプロパンガスかどうか、そして料金はいくらかについて確認しておいてください。
目次
賃貸物件のガスの種類
そもそもプロパンガスって何だ?って話からですが、
風呂や洗面所のお湯、キッチンのガスコンロなんかにガスが使われています。
で、そのガスなんですが、大きく2種類あり、
- 都市ガス
- プロパンガス
のどちらかが使われています。
どっちが使われているかはその物件によって違います。賃貸物件の紹介ページに記載がありますので、都市ガスなのかプロパンガスなのか、それともオール電化なのかは必ず確認してください。
ちなみに、都市ガスの賃貸物件はかなり少ないです。そもそも都市ガスが通ってない地域もありますし、都市ガスが通ってる地域でもプロパンガス物件のほうが圧倒的に多いです。
プロパンガス > オール電化 > 都市ガス
という感じです。
プロパンガスの何が問題?
プロパンガス自体に問題はなく、むしろ広く一般的に使われているものです。
ただ、その料金に問題があるんです。
都市ガスの場合は、電気などと同様で国の許認可料金のため、適正な価格になっています。
都市ガスはプロパンガスよりもおよそ3割~5割ほど安いです。安い理由は、プロパンガスばボンベを各物件に配送・取り替えが必要なのに対し、都市ガスは各家庭にガス管が引かれていて、直接ガスが供給されるため配送コストがかからない点が大きな理由です。
しかし、プロパンガスの料金は完全に自由設定です。プロパンガス業者が好きな値段を付けることができるんです。
また、業者同士による価格競争はあまり活発に行われていません。
つまり、割高な料金設定がされている可能性があるんです。
また、戸建てよりもアパートのほうがさらに高めに設定されていることもあります。
その理由はあくまで噂ですが、
噂によると、プロパンガス業者が風呂や給湯器などの設備を無料で付ける代わりに、大家がそのプロパンガス業者を採用する、みたいなケースがあるとかないとか。
私たちのケース:従量単価1㎥あたり700円、基本料金2,000円(月額)
私たちの物件は、従量単価1㎥ 700円です。基本料金は2,000円です。
正直高すぎます。
プロパンガスの1㎥あたりの相場は500円程度です。
ちなみに、同じ県内にある私の実家(戸建て)もプロパンガスですが、従量単価460円です。基本料金は1,800円です。
それと比べると完全にぼったくりですね。これは毎月にするとかなりの痛手です。
使用量の平均は、二人世帯の場合
- 夏:7㎥
- 冬:15㎥
です。私たちは子どもがいるので、多めにお湯を使います。
そうすると、700円×20㎥ + 2,000㎥ = 16,000円/月
高すぎでしょ!
正直、こんなに高いと事前に知っていれば別のアパートを探してました。今回はもう引っ越しの予定とか全部決めてしまっていたので、今更白紙に戻すのは難しい状況でした。
プロパンガス業者に交渉する
別のアパートを探す暇はないのでもうここに住むしかないのですが、やはりこの料金は高すぎるので、何とかならないかプロパンガス業者に交渉しました。
実は、プロパンガスの料金は交渉可能です。料金が自由に設定できるということは、値下げも自由にできるはずです。
そもそもまだ契約前ですし。
戸建ての場合は乗り換えが可能なので安い業者に乗り換えた方が早いですが、アパートは大家の許可がないと乗り換えができません。また、乗り換えは私の部屋だけでなく、アパートの部屋全体が乗り換えることになるので、実質無理です。
プロパンガス業者に電話し、
- 700円は平均より明らかに高い
- なぜこんなに高いのか、理由を教えて欲しい
(妥当な理由がないなら、値下げして欲しい)
と聞くと、「配送コストがうんぬん」とか「そもそもこの辺もだいたい700円が相場ですよー」とか言ってきたので、
- 値下げが無理であれば、高すぎるのでこの物件の契約をキャンセルすることを考えている
ことを伝えました。(ハッタリですけど)
すると、社内で検討します、とのことでいったん会話は終わりました。。
交渉した結果、少しだけ安くなった
従量単価600円に下がりました。100円の値下げです。
きっとプロパンガス業者としても、決まりかけた顧客を手放すことはしたくなかったんだと思います。
それでも一応値下げしてくれたので、今回はこれで良しとしました。
これから賃貸物件を借りるみなさんは、絶対にその物件のガスの種類とその料金を事前に確認しておいてくださいね。
もしプロパンガスで、その料金が高すぎる場合は、別の物件にするかプロパンガス業者と値下げ交渉してみましょう。